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1)耐久レース
耐久レースとは、2人以上のライダーがチームを組み、規定時間内にどれだけの周回数を走れるかを競うレースである。定義としては、レースの総走行距離が130キロを超えるもの、または走行時間2時間以上で、チーム単位で2人もしくは3人のライダーで行われるものを耐久レースという。
耐久レースの歴史は、19世紀の終わりにさかのぼる。4輪と2輪同時に走る長距離の都市間レースであったものが、のちに、ラリーと、サーキットで行われるロードレースに分かれ、さらに4輪と2輪とが区別されるようになった。
そして1922年、フランス語で「金杯」を意味する「ボルドール」の名を冠した、「ボルドール耐久レース」が始まった。この頃は、ライダーは1人で、給油以外のピットストップは認められないという過酷なものであった。その後ルールが整備され、第二次世界大戦後、世界各地で新たな耐久レースが開催されるようになったのである。
耐久レースは、スプリントレースとは異なった仕様のマシンで戦う。外見から見てもっとも大きな違いは、ライトの存在だろう。24時間耐久レースなど、レースが夜間にかかる場合は、ヘッドライト、ストップランプと、公認されたバッテリーが装備されていなければならない。
このバッテリーは、レース中とレース後の車検も正常に動かなければ入賞は認められず、ヘッドライト、ストップランプも、レース中は正常に作動しなければならない。ライトオン表示後に無灯火で走行することは認められず、ライトがつかなければピットインして修理することが要求される。
耐久レースのマシンの最低重量は、スプリント用のマシンの最低重量に3キロを加算されるが、ライト装備を義務づけられる耐久レースでは、さらに2キロ加算され、スプリント用に5キロが加算された重量が最低重量になる。
GS50ワンメイク耐久パーティーレースは、筑波サーキットコース1000で開催される、スズキGS50によるワンメイクレースだ。参加車両はGS50のみ。レンタル車も用意されいてるので気軽に参加できる。気軽と言っても、ヘルメット等の重要装具はMFJ公認品でなければならないことと、衣服も革ツナギ着用が条件。車両は、エンジン、サス関係の改造は一切不可で、マフラーのみ交換自由となっている。
参加資格は、サーキットライセンスは不要で、原付以上の免許を所持していればよい。その他の参加資格として、「レースの勝ち負けは二の次、カリカリしないこと」とうたっている。GS50ワンメイクレースを楽しむ気持ちを持っていることが条件、ということだ。
レースは、3名以上5名までのチームで、予選はくじ引き。 ル・マン式スタートの耐久レースではあるが、パーティーレースなので、レース中に遊びの要素が含まれる。
使用できるガソリン量に制限があり、そのガソリン量は、全開走行では完走できない量である。レース中にいきなりフルコースコーションとなり、全車ピットインの後、ガソリン争奪戦をパドックで行わなければならない。速い人が勝つとは限らないレースなのである。
2)鈴鹿8耐
鈴鹿8耐とは、例年7月の最終日曜日に鈴鹿サーキットで開催される耐久レースで、FIM世界耐久選手権シリーズの中の1戦である。1台のマシンを、通常は2人のライダー(世界耐久選手権年間エントリーチームは3名登録できる。)が乗り継ぎ、8時間経過時点でどれだけ長い距離を走ったかを競うレースである。午前11時30分にスタートし、午後7時30分の夕闇のチェッカーを目指す。
鈴鹿8耐の歴史は、1978年に始まる。耐久レースは、1974年のオイルショックの影響で、ガソリンを浪費するという理由で休止されていた。それまでは全日本ロードレースの1戦として、10時間耐久や12時間耐久レースが毎年開催されていたのだ。そして3年間の休止、1977年の6時間耐久の開催を経て、鈴鹿8時間耐久ロードレースは第1回大会が開催される。
以来「8耐」の愛称で呼ばれ、スプリントレース並みの速さで周回しなければ、優勝争いできないことから、「スプリント耐久」の異名を持つこととなる。
鈴鹿8耐は、例年7月最終週の日曜日に決勝レースが行われるが、レースウィークは木曜日から始まる。計時予選は決勝前々日の金曜日に行われるが、予選上位20位までのチームが、1ラップだけのタイムアタックをおこなう「スペシャルステージ」が土曜日の午後に行われる。
これは、1994年から採用された方法で、1台ずつが3周ラップし、(1週目コースイン、2週目タイムアタック、3週目コースアウト)一発勝負で上位のスターティンググリッドを競うというもの。
このスペシャルステージでは、セッティングをスプリント仕様に変えることもあるし、タイヤも特別なものを使用する。また、1周しかないとはいえ、他車とのからみがなく、クリアラップがとれるため、ライダーは実力を出し切って全開走行することが可能となる。予選で20位だったチームがスペシャルステージでスーパーラップをたたき出せば、ポールポジションをとることも可能。逆に、計時予選でトップタイムのチームがスペシャルステージでタイムが出せないと、20番グリッドとなってしまうのである。 このため、各ライダーがベストタイムを狙ってタイムアタックすることとなる。
また、このスペシャルステージでは、各ライダーが自ら選んだ楽曲がそのライダーのアタック中にBGMに使用される。
鈴鹿8耐は、決勝レース以外にも見どころがたくさんある。そのひとつが前夜祭だ。
オープニングアクトは、恒例となった「バイクであいたいパレード」。これは、鈴鹿商工会議所青年部が中心となって、「交通安全」「マナーアップ」啓発の一貫として毎年行っているもの。鈴鹿市内のイベント会場となる鈴鹿ハンターショッピングセンターから鈴鹿サーキットまで、約400台のバイクが交通安全を呼びかけながら、約7.5キロパレードする。鈴鹿市が街ぐるみでウエルカム運動を展開しているもののひとつだ。
さらに、ホームストレートでは、ドラッグバイクマシンやトライアル・エクストリームなどのアトラクションが開催される。
また、各チームの真剣なピットワーク練習を間近に見ることができるナイトピットウォークも開催される。これは、翌日の決勝レースに向けて、各チームが最後のマシン調整や、タイヤ交換、給油リハーサルなどのピット作業をしているところを見ることができるのだ。
そのほか前夜祭とは別に、交通教育センター内マルチステーションで、毎年、著名ミュージシャンを招いて開催される8耐スペシャルライブなど、イベントは盛りだくさんである。
鈴鹿8耐のスタートは、ル・マン式である。ル・マン式スタートとは、エンジンをかけていない状態のマシンをコースの片側に並べ、スタートの合図で、ライダーが反対側から駆け寄り、エンジンをかけてスタートするというもの。スタート前10秒を切ったら、シグナルタワーの残り秒数にあわせて実況アナウンサーと観客がカウントダウンするのが通例である。
ル・マン式スタートの手順は、次のとおり。スタート1分前になったら、スタートライダーはコースの反対側、自分のマシンの正面に立つ。(マシンは、スタンドはかけずに、ひとりが支える。通常は、セカンドライダーによって支えられている。)スタートの合図とともに、ライダーは自分のマシンに駆け寄り、エンジンを始動させてスタートする。このとき、エンジンは、スタートライダーがひとりで始動させなくてはならず、外部からの援助は一切禁止されている。
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